中国企業のUSA進出

日経ビジネスからの気になるNewsです。

「世界の工場」と言われてきた中国から、生産拠点を米国に移す中国企業が出てきました。

中国における地価・人件費・エネルギー価格の高騰が原因です。

米国回帰

米国製造業が生産拠点を自国に戻す動きが始まっていますが、中国企業のUSA進出の事例が出てきました。

サウスカロライナ州では、紡績・化学の3社の中国企業が進出し、1000名以上の雇用を創出しています。

それは、中国でのコストアップが原因です。

コスト上昇

中国では、あらゆるコストの上昇が目立ちます。

+ 工業用地価(1ムー=667平方m)

– 上海   : 75,100元(約128万円)

– 南京   : 63,000元(約107万円)

– 中国全土 : 44,400元(約75万円)

– サウスカロライナ: 23,400元(約40万)

中国の方が、2倍~3倍コストが高いです。

+ 天然ガス(1立方m)

– 中国   : 1.95元(約33.1円)

– サウスカロライナ : 0.8元(約13.6円)

中国の方が約2.5倍です。

+ 電気料金(1キロワット)

– 中国   : 0.74~1.2元(約12.6円~20.4円)

– サウスカロライナ : 0.3元(約5.1円)

これも中国の方が約2.5倍~4倍になります。

人件費の格差縮小

安い人件費が中国を「世界の工場」にしましたが、近年、中国での人件費は上昇の一途です。

2009年には中国の労働者の月収1600元(約27,000円)に対し、サウスカロライナは、10~12倍でありましたが、2012年、中国は3500元(約6万円)と6倍にまで縮小しました。

2015年には中国のさらなる上昇で、その差は3倍程度になると予想されています。

中国の規制緩和

中国企業の対米進出の増加には、対外投資に対する中国政府の規制緩和も大きく影響しています。特別な地域や分野を除いて、国家発展改革委員会の審査や認可は不要となり、登録のみで海外投資が可能になりました。

その結果、中国の対外投資額は直近の5000億ドルから、2020年には1兆~2兆ドルまで膨れあがると予想されています。

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