中国のネット金融

中国金融の話題では、「シャドーバンキング」がニュースでの取り上げが多いですが、インターネット金融(オンラインMMF)も非常にホットな話題です。

アリババの「余額宝」

2013年の6月に、中国のeコマース最大手のアリババが始めたネットで買える「マネーマーケットファンド(MMF)」です。アリババのネット決済サービスの「支付宝(アリベイ)」の口座からオンラインでMMFへ投資ができる仕組みです。

販売開始から約半年で、2500億元(約4兆2000億円)の規模となり、中国最大のファンドとなりました。パソコンやスマートフォンで簡単に金融サービスが受けられます。この手軽さと高金利が、爆発的な人気の理由です。

「余額宝」の成功を受けて、多くの類似商品が販売されています。大手検索サイトの百度(バイドウ)が2013年12月に、ネット大手のテンセントも2014年1月にスタートしました。

高い利回り

銀行の預金金利は3.3%が上限であるのに対して、「余額宝」は6%前後の利回りを残しています。

中国の銀行は、現在は20%の高い預金準備率を課されていますが、その義務のないネット金融(オンラインMMF)は自由度が高く、このネット金融に対して当局の規制が検討されています。

投資家の解約請求に対して、十分な資金を確保できないという事態も考えられます。

激しい金融サービス競争

アリババとテンセントは、金融サービスで激しいサービス競争を行っています。

オンラインMMF以外では、タクシーの料金決済があります。両社はそれぞれスマートフォンでタクシーの配車サービスを提供し、タクシー料金の割引や運転手への奨励金といった競争の激しさが伝えられています。

あまりにも早いスピード展開のため、消費者の安全確保の懸念や、大手銀行の横やりの噂などがあり、大変気になる話題です。

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