インドシナのバッテリー「ラオス」

メコン川は全長約4,000kmの大河です。

中国のチベット高原が源流で、「中国・雲南省」から「ミャンマー」「ラオス」国境、「ラオス」「タイ」国境を通り、「カンボジア」から「ベトナム」を経て南シナ海に流れます。

そのメコン川には、多くのダムが建設されています。

インドシナの内陸国の「ラオス」は、インドシナのバッテリーと言われる発電国です。

豊富な水資源が国内の主要産業で、重要な外貨の稼ぎ手であります。

発電された電力の多くは、タイやベトナムに輸出されています。

ナムニアップ1水力発電所

ラオスで計画中の新設ダムについて説明します。

ラオスを流れるメコン川は、それほどの高低差では無いので、日本のダムとはイメージが違います。

日本の代表的な「黒部ダム」と比較してみます。

ナムニアップ1ダム / 黒部ダム

標高差:148m / 186m

ダム幅:530m / 492m

総貯水量:22億立法m / 2億立法m (黒部ダムの実に11倍)

事業者:関電子会社(45%)、タイ電力子会社(30%)、ラオス政府系会社(25%)  / 関西電力 (100%)

最大発電量:27万kw / 33.5万kw

実に豊富な水量は魅力ですね。

日本企業が参入

中国から大きく遅れましたが、ようやく日本勢も動き出しました。

「ナム二アップダム」は、

  • 関西電力が資本だけでなく、現地に技術者を送りこみ
  • 建設コンサルの日本工営が、資金調達から売電先の確保を行い
  • 日立の発電機がエンジン提供

となります。

豊富な資金力を背景に、根こそぎ「エネルギー権益」を中国が持っていくのが現状ですが、ラオスでは、実は日本の支援を望んでいます。

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