ナイジェリアの躍進

ナイジェリア政府は2013年のGDP(国内総生産)の統計改定値を発表し、南アフリカを抜いて、アフリカ最大の経済大国になりました。

そして、世界では26番めの経済国になります。

アフリカ主要国の経済大国

以下、2013年のアフリカ主要国のGDP推定値です。

1.ナイジェリア — 5100億米ドル

2.南アフリカ  — 3500億米ドル

3.エジプト   — 2600億米ドル

4.アルジェリア — 2100億米ドル

5.アンゴラ   — 1200億米ドル

ナイジェリアに関しては、人口はアフリカ最大の1億7000万人であり、石油生産量は世界12位、輸出量は世界8位の世界有数の産油国です。

経済構造の変化

今回の統計値の修正で、産業構造の変化が確認できました。

石油・ガスのシェアは、32.4%–>14.4%へ急低下、農産物や工業製品も、揃って低下です。

一方で、

通信、IT、航空、音楽が急進しています。

「ノリウッド」と呼ばれる映画産業も出現しています。

もはや、石油立国という事では無くなってきています。

GDPの年7%成長は、新産業が大きく寄与しています。

また、インフレ率も、2014年は、前年の7.9%から7.0%へ低下が予想されています。

外資の進出

アフリカの成長の中心となる事を睨み、ネスレ(食品 – スイス)やハイネケン(ビール – オランダ)が巨額の投資を行い、南アフリカからも、スタンダードバンク(銀行)やMTN(通信)が進出しています。

日本企業は、他のアジア勢(中国、韓国、インド)と比べると、遥かに遅れており、急がねばなりません。

中国のネット金融

中国金融の話題では、「シャドーバンキング」がニュースでの取り上げが多いですが、インターネット金融(オンラインMMF)も非常にホットな話題です。

アリババの「余額宝」

2013年の6月に、中国のeコマース最大手のアリババが始めたネットで買える「マネーマーケットファンド(MMF)」です。

アリババのネット決済サービスの「支付宝(アリベイ)」の口座からオンラインでMMFへ投資ができる仕組みです。

販売開始から約半年で、2500億元(約4兆2000億円)の規模となり、中国最大のファンドとなりました。

パソコンやスマートフォンで簡単に金融サービスが受けられます。

この手軽さと高金利が、爆発的な人気の理由です。

「余額宝」の成功を受けて、多くの類似商品が販売されています。

大手検索サイトの百度(バイドウ)が2013年12月に、ネット大手のテンセントも2014年1月にスタートしました。

高い利回り

銀行の預金金利は3.3%が上限であるのに対して、「余額宝」は6%前後の利回りを残しています。

中国の銀行は、現在は20%の高い預金準備率を課されていますが、その義務のないネット金融(オンラインMMF)は自由度が高く、このネット金融に対して当局の規制が検討されています。

投資家の解約請求に対して、十分な資金を確保できないという事態も考えられます。

激しい金融サービス競争

アリババとテンセントは、金融サービスで激しいサービス競争を行っています。

オンラインMMF以外では、タクシーの料金決済があります。

両社はそれぞれスマートフォンでタクシーの配車サービスを提供し、タクシー料金の割引や運転手への奨励金といった競争の激しさが伝えられています。

あまりにも早いスピード展開のため、消費者の安全確保の懸念や、大手銀行の横やりの噂などがあり、大変気になる話題です。